フリーエンジニアは働き方によって時間的な拘束を受けないこともできるのがメリットである。クライアントとの契約次第という面があるが、職場に出る勤務時間が指定されている案件でなければ仕事に携わる時間は大きな拘束を受けることはあまりない。業務委託であっても自宅で好きな時間に行えるものは多く、請負であれば通常はどのような時間帯にどこで仕事をしても構わないという契約になる。この結果としてオンとオフを自由に使い分けられるようになるという魅力が生まれるのである。

勤め人のエンジニアは仕事の忙しさによって時間的な拘束のあり方が変化し、生活が左右されることになりやすい。しかし、フリーエンジニアの場合には大枠が決まるだけで細かな拘束は受けなくて済むように仕事を選べる働き方なのである。オンとオフを自由に使い分けつつ、仕事の全体量をうまく制御することによって仕事と生活にどれだけの時間を使うかも変えられるだろう。メリハリのある生活を送りたいという人は仕事を少なめにすればよく、将来性のことを考えて今のうちにできるだけ多く働いて成果を上げたいという人は仕事を限界まで入れれば良い。

働き方としてどのような形を望んでいても実現できる可能性があるのがフリーエンジニアであり、自分でいかにマネジメントできるかが勝負となる。オンとオフを自分で作り出せる時間の自由をうまく使えるようになると満足できる仕事との付き合い方ができるだろう。